創業から変わらず持ち続けていることは「、お年寄りの方々が生活する理想の環境を作りたい」という想いです。人は誰一人として同じ人生を歩んではいません。その人が歩んできた歴史を何よりも大切にし尊重していく、そのことを一番に考えたいと思っています。
従来の介護業界では利用者さまに「お世話をしてあげている」という意識が根ざしていました。スタッフはあくまでも会社という組織に属する会社員です。その中にあって利用者さまは、お客さまということになります。そう考えれば決して、「してあげる」という意識にはならないはずです。その部分の意識改革から始めたのです。
また当施設のもう一つの特徴は、看取りまでその方を見守っていくという姿勢です。年を重ねていけば身体に弊害が出てきます。それは当然のことです。私たちはそこで「面倒を見切れない」といって出て行ってもらうという考えをいたしません。医療連携をしっかりととり、利用者さまやご家族と信頼関係を構築した上で、最期までゆったりと過ごしていただく。その結果、現在看取り率は80%を超えるまでになっています。
これからも私たちは、私たちが当たり前だと思うことを当たり前に行なっていきます。そして、企業人としてプロ意識の高いスタッフとともに、お年寄りが安心して生活できる環境を作っていきたいと思います。